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[助動][(ま)|○|む(ん)|む(ん)|め|○]活用語の未然形に付く。

推量・予想の意を表す。…だろう。

「御岳精進(みたけさうじ)にやあら、ただ翁びたる声に額(ぬか)づくぞ聞こゆる」〈・夕顔〉

意志・希望の意を表す。…う(よう)。…するつもりだ。

「われこそ死なとて泣きののしること、いと堪へがたげなり」〈竹取

適当・当然の意を表す。…するのがよい。…するのが当然だ。

「鳴り高し。鳴りやま」〈・少女〉

「さやうのもの、無くてありな」〈徒然・一三九〉

(主として「こそ…め」「なむや」の形で)勧誘・要求の意を表す。…してはどうか。…しないか。

「忍びては参り給ひなや」〈・桐壺〉

(主として連体形の用法で)婉曲(えんきょく)に表現する意を表す。…のような。

「身を治め国を保た道もまたしかなり」〈徒然・一一〇〉

(主として連体形の用法で)条件や仮定の意を表す。…ならば。…したら。

「斎院より御文のさぶらはには、いかでか急ぎあげ侍らざらむ」〈・八七〉

「む」は上代から近世まで広く用いられたが、平安時代以後「ん」とも書き、鎌倉時代以後は「う」にも変化した。なお、未然形「ま」は上代、「まく」の形だけに用いられた。→めや[連語]
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]
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