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たり

(助動)
(たら・たり(と)・たり・たる・たれ・(たれ))
〔補説〕 格助詞「と」に動詞「あり」の付いた「とあり」の転
古語の断定の助動詞。体言に接続する。物事の資格・存在・状態などを強く指定する意を表す。…である。…だ。…なのだ。

況んや智恵高貴にして三千の貫首たり。今は徳行おもうして一山の和尚たり〔出典: 平家 2〕

内裏の御代たらんには関白まづおはするをさしおき〔出典: 保元(上)〕

神明の御計らひして八道の謀叛の心も和らぎ〔出典: 盛衰記 13〕
〔補説〕 (1)中古の和文にはまだほとんど見られないが、中世から盛んになり、主として漢文訓読文や和漢混交文に多く見られた。(2)命令形「たれ」は、古文ではほとんど用いられず、近代の文語文で時に用いられるにすぎない
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
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