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さえ[さへ] 

(副助)
〔補説〕 語源は「添え」という
体言およびそれに準ずる語、活用語の連用形、格助詞、接続助詞「て」など種々の語に付く。
[1]極端な事柄を例として提示し、他の一般を推し量らせる意を表す。普通、打ち消しの表現を伴ったり、「…さえ…だから」の形でその結果に結びつけたりすることが多い。

大学者で―解けない問題だから、一般の人にわかるはずがない

夫婦げんかは犬―食わない
[2](仮定条件句の中で用いられて)そのことだけで、すべての条件が満足される意を表す。

君―よければ、それでいい

お金―あれば、満足だ
[3]そればかりではなく、さらにつけ加わる意を表す。これが「さえ」本来の用法であるが、現代語ではこの用法は少なくなっている。

親兄弟ばかりでなく、妻に―死に別れた

(たこ)の浦の底―にほふ藤波を〔出典: 万葉 4200〕
〔補説〕 上代では、「さへ」は「すら」「だに」とそれぞれ意味を分担して並び行われたが、その後、「すら」「だに」は次第に用いられることが少なくなり、「さへ」がそれらに代わって用いられるようになっていった。この傾向は中世末期以降特に目立つようになった。それと同時に、従来「さへ」がもっていた[3] の用法、すなわち添加の意には「まで」が用いられることが多くなった
すら
だに
[ 大辞林 提供:三省堂 ]

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