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お・る[をる] 1 【居る】

(動ラ五)
[文]ラ変 を・り
〔1〕
[1]人・動物が存在する。そこにある。また、そこにとどまっている。
(ア)自分の動作を卑下したり他人の言動をさげすんだりする気持ちの含まれることが多い。時には尊大な物言いに用いられることもある。

明日はまだ東京に―・る

いろいろ文句を言う者が―・るので困る

屋根の上に猫が―・る

昔はこの辺にも狸(たぬき)が―・ったもんだ
(イ)「おります」で丁寧な言い方、「おられる(おられます)」で尊敬の言い方として用いられる。

きょうは一日じゅう家に―・ります

先生は昔、仙台に―・られたことがある
(ウ)古くは無生物についても用いた。

埼玉(さきたま)の津に―・る船の風をいたみ〔出典: 万葉 3380〕
[2]座る。腰をおろす。

しきたへの床の辺去らず立てれども―・れどもともに戯れ〔出典: 万葉 904〕
[3]そのままの状態でいる。ずっとそこにいる。

色ごのみなる男、長岡といふ所に家作りて―・りけり〔出典: 伊勢 58〕
〔2〕(補助動詞)
[1]動詞の連用形、またそれに助詞「て(で)」の付いたものに付いて、動作・状態が続いていることを表す。やや尊大な言い方として用いられることがあり、また、「ております」「おられる」の形で丁寧な言い方や尊敬の言い方としても用いられる。

テレビは今ではたいていの家で持って―・ります

ここ数年だれも住んで―・らず、荒れ放題に荒れている

私はここで待って―・ります

地下は駐車場になって―・ります

先生はすでに知って―・られるようだ

そんなことは聞かなくともわかって―・る
[2]動詞の連用形に付いて、自分の動作を卑下したり、他人の動作をさげすんだりする時に用いる。

あいつめ逃げ―・ったか

私も隣の京屋にゐ―・ります〔出典: 歌舞伎・夕霧七年忌〕

いつしかも都を見むと思ひつつ語らひ―・れど〔出典: 万葉 886〕
〔補説〕 (1)「ゐる」の連用形にラ変動詞「あり」の付いた「ゐあり」の転とする説がある。じっとすわり続けている意が原義で、状態性の意が強いことから、古くから動作の継続・進行の意を表す補助動詞としても用いられた。(2)中世後期の口語ではラ行四段が一般的となった
いる(居)
〔可能〕 おれる
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
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